及位駅(JR奥羽本線)

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日本有数の難読駅名

 及位駅は日本有数の難読駅であり、「のぞき」と読みます。
簡単な駅舎を持つ無人駅で、ホームは2面3線構造になっています。
ただし、3番線は架線が張られているものの、草に覆われつつあります。

 

町営バスのバス停もあります。

 

駅の中には待合スペースがあります。

 

飛び乗り、飛び降り、デッキのドアを閉めてください
というのは客車列車時代の案内ですね…

 

駅名由来のプレートがありました。

 

当地の北西、秋田県由利郡との境界線に「男甑山(おごしきやま)」と「女甑山(めこしきやま)」というふたつの山がそびえています。山岳修行が盛んだった時代、山麓に住み着いた修行者たちは「位」の高い山伏を目指し、それぞれの山の、より険しい断崖の端から宙づりになり崖の横穴(赤穴)をのぞき込む「のぞき」という修行に耐えていました。
やがて修行者のひとりは京の都へ上り、時の天子から高い位を授かりました。「のぞき」の行(ぎょう)によって高い位に及んだということから、この位が「及位(のぞき)」と呼ばれるようになったといわれています。
「のぞき」は、現在でも奈良県の大峰山系の山伏などが修行に取り入れています。谷底をのぞき込む恐怖と闘いながら、過去の罪を告白懺悔するという擬死再生の儀式です。
この地名の由来を受けて、明治37年(1904年)10月21日、奥羽南線(現在の奥羽本線)の新庄~院内間開通の時、及位駅が開業しました。
◆参考資料◆
■秋田鉄道管理局発行「駅名の由来」
■山形新聞第41754号「地名伝説124」
■東日本旅客鉄道(株)「旅もよう」
■山と渓谷社刊「山の用語なんでも辞典」

 

ホームは2面3線構造の国鉄型配線です。

 

貨物側線も残されています。

 

貯水タンクには「びゅう」のロゴが入っています。

 

2・3番線は島式ホームです。

 

3番線側です。

 

架線こそありますが、線路は草で覆われています。

 

ホーム上にも待合室があります。

 

駅名の書かれていない看板があります。

 

駅前はあまり住宅がありません。

 

 

訪問日:2018年7月

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