泉田駅は新庄駅の隣にある、小さな駅舎を持つ無人駅です。
ホームは1面2線の島式ホームとなっており、ホームは大きくカーブしています。
駅舎は必要最小限です。
駅舎内には待合スペースがあります。
乗車券箱があります。
駅名の由来が書いてありました。
新庄北部の平原であるこの地は、古くは「指首野(さすの)」と呼ばれ、泉田川扇状地の中央部に当たり、水の便も悪かったため、長い間荒れ地のままでした。やがてこの地が開拓されたとき、自然湧出していた泉を利用して水田が作られたといわれています。これが地名の由来ではないかといわれています。新庄藩初代藩主・戸沢政盛は、岩間作右衛門という人物を抜擢し、元小国郷(現在の最上町)の農民八人とともに、この地の本格的な開発に当たらせました。けれども、水利の便はなお向上せず、明治期になって、泉田川の伏流水を導く暗渠(あんきょ=覆いをした水路)が作られ、左岸の地が一部開田されました。そして昭和初期には県内移民が実施されて77戸が入植。現在に至っています。
この地名の由来を受けて、大正2年(1913)7月15日、泉田駅が開業しました。
◆参考資料
■秋田鉄道管理局発行「駅名の由来」
■東日本旅客鉄道(株)「旅もよう」
ホームへは跨線橋で結ばれています。
ホームは島式ホーム1面2線です。
ホームは大きくカーブしています。
今や通過列車も少なくなりましたが…
ホーム上にも待合室があります。
駅名が書かれていない看板だけがあります。
貨物側線も残されています。
貨物ホームの土台だけが残っています。
柵が一部切れていました。
駅前には住宅が並んでいます。
訪問日:2018年7月
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