
二本松駅は二本松市の中心駅で、いわゆる国鉄型配線が採用されている駅ですが
中線が使えないようになっていて実質2面2線の駅です。
東北の駅百選にも選定されています。

駅舎に面するのが1番線、福島方面ホームです。


2番線が郡山方面ホームです。

2番線は島式ホームですが、片側がフェンスで入れないようになっていて
片側が使えないようになっています。

線路は撤去されていませんが、草が生えつつありました。





出発信号機も撤去されており、閉塞区間内の駅のため
閉塞現示に引き続き従うよう注意書きがあります。


この駅にも跨線橋に駅名が書かれています。





この駅も簡易Suica改札機のみの設置となっています。



みどりの窓口もあります。

駅の中に観光案内所があります。


駅前はロータリーがきれいに整備されています。




駅名由来の看板がここにもありました。
昔、東安達の山あいに「六本の霊松」と呼ばれる松があり。その家は「六本松」と呼ばれていました。
ある日、西安達の人が、このうちの二本を掘り起こして西安達に移植してしまいました。
それからこの家は「四本松」と呼ばれ、西安達には新たに「四本松」という地名が生まれたということです。
こんなお話もあります。
都に住んでいた病弱な姫君が、出羽国へ嫁ぐ旅の途中、疲れ果てて随行の老女とともにこの地で亡くなってしまいました。
哀れに思った里の人々は、塚を掘って二人弔いました。
ところが、その塚から、二本の松の木が芽吹き、見る間に成長し、やがて霊松と呼ばれる大木にまでなったといいます。
以来、この付近は「二本松」と呼ばれるようになったとか。
この地名の由来を受けて明治20(1887年)12月15日、東北本線が当地に開通した時、二本松駅が開業しました。
参考資料 二本松市教育委員会編集「ふるさとの伝え語り」

東北の駅百選選定のプレートがここに貼られていました。
訪問日:2018年8月
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