桜と藤の郷
瀬峰駅は田尻駅とほぼ同じ構造の駅ですが、
周辺では珍しく有人駅となっており窓口が設置されています。
ホームは2面3線の国鉄型配線がそのまま残されています。
駅舎は平屋建てで横長のものとなっています。
自動券売機も設置されています。
みどりの窓口も設置されています。
ホームは2面3線の構造となっています。
仙台近郊と同じ乗車目標も設置されています。
2・3番線、仙台方面ホームもしっかりしたつくりです。
瀬峰駅は栗原市の玄関口となっています。
駅前には駐車場とロータリーが整備されています。
駅前は商店などが多いです。
駅舎の脇に駅名由来のプレートがありました。
瀬峰駅の駅名由来
康平五年(1062)、源頼義は、現在の岩手県地方で勢力をふるっていた安倍氏を討つため、出羽(秋田)の豪族・清原武則に援軍を頼みました。世にいう前九年の役(1051~1062)です。清原氏は1万人の兵を率いて頼義軍と合流し、栗原の野に布陣しました。このとき、押し寄せる安倍の軍勢を遠くに見越した状況から、この地を「勢見峰」と呼んだことが、現在の地名の由来になったといわれています。
また、地方史家・菅原円吉氏によると、もとこの地は横森山の麓で入り江となった川もあって、船着場もありました。川は土砂がたまって浅瀬が多く、船着場に着いた人は、横森山の峰をたどり浅瀬を渡ったので、瀬峰という地名が起こったのだと解説しています。
このような由来から近世の宿場町「瀬嶺」が生まれ、明治23年(1890)4月16日、東北本線が当地に開通した時、瀬峰駅か開業いたしました。
参考資料:栗原郡藤里村誌、瀬峰町史
訪問日:2022年1月
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